2024年6月6日、医療とアートを融合させた新しいケアの形「Creative Care」(クリエイティブケア)を提案する専門家の共同体『Creative Care Network』(クリエイティブケア・ネットワーク)を立ち上げました。
プロジェクトの目的は、訪問診療の場で医療とともにアートや音楽を届ける「Creative Care」を実践・普及することです。
患者・家族のQOL向上:医療提供下でアートセラピーや音楽療法などを行うことで、患者・家族の心のケアや生活の質(QOL)向上を支援します。
医療者・支援者の連携:医療者間の情報交換やアーティストとの連携を通じて、新しい医療モデルを実践し、スキルや知識の向上を図ります。
コミュニティの形成:医療者やアーティストが協力し合い、共に成長できる自律したコミュニティづくりに努めます。
Creative Care Networkと共に、新しいケアの形を探求しませんか。
村岡 ケンイチ
1982年広島県出身。東京都在住。2004年名古屋芸術大学イラストレーション科を卒業後、上京。2006年に県立広島病院にて【似顔絵セラピー】を発表し、似顔絵セラピストとして医療施設・介護施設を中心に似顔絵を通して「心のケア」を提供する活動を開始する。日本テレビ「スッキリ」特集やNHK「日曜美術館アートシーン」「今夜は絵顔で眠りたい!」で紹介されるなど、メディアにも出演。2012年似顔絵セラピーの効果が、医学論文として日本農村医学会雑誌「第6 0 巻第4 号」に掲載。2023年WHO(世界保健機構)【医療とアートの学校】講演。日米韓の三か国で行われた似顔絵国際大会・白黒部門5回優勝。現在は、病院内の壁画を描くホスピタルアーティストとし大学病院等でアート空間プロデュースや、全国の病院で似顔絵セラピーの活動や講演会を開催する。
ないとう ともあき
主婦の友社より、認知症の理解を広める絵本「おもいでメガネ」を発表! 音楽事務所、レコード会社を経て、2002年レコード会社の仲間とカナロアリーフプロダクツを設立。様々な音楽アーティストと仕事をしながら絵本作家や介護福祉士、小学校の特別講師なども行う。音楽の生演奏など交えながら行う講演活動が大好評で「音楽と認知症全国ネットワーク」の代表を務める。秋からはラジオ番組も予定している。
福士 元春
医師。武蔵国分寺公園クリニック 院長。2017年から音楽療法士・イラストレーターとともに訪問診療を行う革新的なケアを実践中。2015年 ウェブマガジン「地域医療ジャーナル」を創刊(有料会員数 10,886人月)、2018年 オンラインコミュニティ「地域医療編集室」を運営(登録会員数 40人)。2022年からオンラインプラットフォーム「小さな医療」(登録会員数 120人)を開設し、地域医療に携わる医師・編集長として、エビデンスに基づく医療の実践と情報発信をつづけています。