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Bedrock

概要

BedrockはEtherfiと同様に、マルチチェーンのRe-stakingやリキッドステーキングエコシステムを構築しています。

Bedrockはノード運営プロジェクトRockXから派生したプロジェクトで、チームの Chen Zhuling は過去にAelfというプロジェクトの共同創設者で、そちらのPJは2018年以前からあったが、今でも167位のマーケットキャップを維持している割と強いプロジェクトになります。

このように、チームのメンバーは独自でPoSチェーンの開発もした経験を用いて、独自のノード運営PJであるRockXを立ち上げ、Lidoのようなリキッドステーキングのバリデーターにもなっているそうで、非常に経験豊かなチームになっています。彼らはアジアにおいての業務をメインに行なっているそうです。(Foresightのインタビューより)

また、RockXのXinshu DongはBabylonで役職もあり、RockX自体もBabylonに投資しているため、両者の関係は非常に深いことも記載すべきポイントです。

今回の記事で取り上げるBedrock自体のVCは中華系資本が大半を占めており、調達額は公開されていません。リードはOKXなどですので、これぐらいの規模だと上場はほぼ問題ないですね。

Stakingサービスについて

Bedrockと他のLRTのプロジェクトとの違いはやはり、PoSのノードの運営能力と思います、その他のところは実際メインネットが稼働し出したら、スラッシング(ノードの運営がPoSチェーンの期待を応えられないことによって受けられる処罰)のリスクがありますが、それのリスクがここだと相対的に低いかもしれません。

またここは2つのメインのプロダクト+IOTXというDepinの中華系PoSチェーンのステーキングを可能にしています。

EigenとBabylonの方のステーキングのいずれのリスクも他のLRTと対して変わらなく、資産をその2つのベースとなるプロトコルの中に預け、Bedrockはレシートトークンの発行、流動性の管理、ノードの運営などをメインの業務、収入源としています。

Eigenはもう2回目のエアドロも来ましたし、Eigenトークン自体は半年ほどひきずいて、今月の30日でやっとトレードが可能になります、しかしそのブルマーケットの時から値段は暴落しており、今は1/3の値段をギリ保てている状態です。(Aevoのプレマで、取引の量が少ないですが参考価値は高いです)

BTC系LRT

Babylonは初のエアドロで不確定性が高い上、トークンの値段が沈静しているEthエコシステムと違って、BTCのエコシステムということもあり、コミュニティーからの期待も高いです。やるのであれば、BedrockのL2にBTCを入れるという感じが現時点で一番いいのではないかと思います。

現時点のBedrockのuniBTCのTVLは下記のようになっています

Lombardなどのトップ層と比べて、結構穴場ですが、セキュの方はしっかりしています(Ethの方のリキステは一年以上問題なく運営してきた実績あり)

また現時点BedrockのTVLも低く、穴場の一つです。

現時点オフィシャルのUnstakingは開通されていませんが、UniswapのようなスワップサイトでUnstake(出金)できます。ここも他の同様なプロトコルと同じく、Depegのリスクがあります。

ポイント制度

推奨金額

Unibtcは別にDeposit下限とかはありませんが、0.005wBTC(=大体300ドルぐらい)以上ステーキングしないと大して意味がないとBedrock側が推奨しています。

ポイントシステム

ここはポイントのことをDiamondと呼んでいて、リファ、トークン所持でポイントを稼ぐことができます。

まず所持の方ですが、UniETHとUniBTCのいずれでも大丈夫で、多くのチェーンに展開されています(メジャーL2全部)。どのチェーンでもいいので、UniBTCを所持すればDiamondをもらえます。

リファ

リファ登録で両方の方に30%のポイントブーストがかかります。

やること

まず上記のリンクをクリックして、Bind referralをクリックします。これで30%のポイントブーストを受けることができます。

続いて1の箇所で $uniBTCに切り替えて、2でステーキングしたいネットワークを選定することができます。推奨は:ETH=ARB>Zetaのどれかになります。3でFBTC→WBTCに切り替えます。入れるのに、それぞれのチェーンの対応したBTC(大体はWBTC)が必要になります。

・ETHは運用先が多く、資金が多めで他のところにさらに入れたい(例えばCorn)場合おすすめです。

・ARBは一番便利でかつ、ARBチェーン側が今ARBトークンでイールドをブーストしています。(UniBTCは現時点ブーストがないですが)

・Zetaは20万のZetaトークンをブーストに当てています。でかつ、Zetaの数少ないユーザーになるので、もしかしたらなにかがあるかも?ブリッジはこちら。(BNBチェーンから入れたい額をのみSendして、UniswapでBTC.BTCにスワップする感じになります。)

イールド計算

LRT系のプロジェクトですでにトークン出ているのは9月時点でRenzoとEtherfiになります。ざっくり年利を計算してみると下記の表のようになりました。

BedrockのFDVの予測は非常に困難ですが、あまりVCコインを上場させないBinanceに行けないとして、低めに見積もってみますとBedrock単体のエアドロの量をEtherfiと同じぐらいと見積もって8%とした時のAPRです。(これに加え、Babylonのポイントもこれからキャップが開いた時点でもらえます)

250M = 30%のAPR

420M = 50%のAPR

500M = 60%のAPR

Etherfi

Renzo

Bedrock

調達額

32.3M

13.2M

未公開

トークンFDV   (エアドロ当日)

3.14B (=3140M)

1.6B (=1600M)

未上場

エアドロ割当 1回目

8.2%

11.37%

N/A

エアドロ当日Mcap

500M

290M

N/A

TVL

約 3B (3000M)

約 3B (3000M)

約 200M

APR

(エアドロ分/当日TVL*3)

約50% (小魚救済あり、実際もっと複雑)

約29% (ほぼ完全傾斜)

N/A

※ポイントゲーなのでイールドはこれほど単純のものではありません。大体4ヶ月ぐらいしか入れる必要がなかったため、年利を出すために3をかけています。Etherfiは最低保証がありましたので、1ETH程度の人はさらに高い年利になっていると思います。Renzoは当日売りすればこれぐらいの年利になっていたと思います。

おまけ・Mitosis

今回の記事はUniBTCの方を中心的に紹介しましたが、UniETHはMitosisで多くのチェーンにおいてデポジットすることが可能になっています。例えばScrollでUniETHをMintして、Mitosisの中に入れたら低コストで3つを一気に取れます。

おまけ・Pendle

PendleではYTというプロダクトがあり、もらえるポイントを多めのリスク取って、レバをかけることができます。

私自身は6M資金調達したCornの本体には入れておらず、UniBTCのYTを買って、Bedrock・Cornの両方のポイントを貯めています。YTは満期になると、ゼロになり、それなりのポイントがもらえますが、もしこれらのプロジェクトのトークンの値段が低かったら、イールドが思ったより低くなったり、損したりすることも十分可能です。


・免責事項

エアドロップを中心としたイールド計算には多くの仮定が含まれており、その精度はマーケットの状況やプロジェクトの進行状況によって大きく変わる可能性があります。

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