Nobelは元々USDC(メインにEVMチェーン)をCosmos系にブリッジするため、Circle社のブリッジ手法(CCTP)の改良をするプロトコルとして知られましたが、彼らの新たな主要プロダクト、USDNのローンチとともに、これからは米国債バック系のステーブルのプロトコルと位置付けを調整しています。
2023年から3人チーム体制で運営、開発をしていて、24年の年末にParadigm、Multicoinから15M の資金調達をしました。
彼らの戦略はEthena, Resolv, Usualのような低い米国債収益にさらなる収益を付与するという形よりも、ステーブル取引においてかけてはならないDEX(スワップする場所)のようなプロトコルにおいて、USDTのような利益を生まないステーブルよりも、自分たちの発行したステーブルであるUSDNを採用することでそれぞれのDEXのチームに利益を還元する仕組みをとって、メインにテザー社のマーケットシェアを減らそうとしています。
こちらがNobleが最初に開発したUSDCのブリッジプロトコルで、CCTPチェーンに加え、IBCチェーン(Cosmos系)をも対応しています。これを使ってNobleにブリッジすることができます。
IBCを直訳すれば「ブロックチェーン通信プロトコル」、要するにブロックチェーンの間に(特にCosmos 系)データの伝達作業をするプロトコルで、IBCでCosmos系の間でのブリッジなどが可能になります。
先からずっと口にしているCosmosは要するに、独立したブロックチェーンの間において、IBCによる通信を可能にした港的なもので、彼ら自身のスローガンを借りれば、ブロックチェーンのインターネットであります。
このCosmos上に構築されるチェーンの多くは単独した1つのプロダクトを注目し、開発をしています。例えばNobleはIBCを対応した49個のチェーンの間において、信頼できるステーブルを発行していますし、Osmoと呼ばれるところは、IBC対応の資産のスワップを可能にするDEXであります。
NobelチェーンはDocsの中でも明記されているように、Cosmos系のチェーンであり、現在のバリデーターの同意があれば、資産の凍結、チェーンの停止などができます。上記のツイートが彼らのFounderのもので、Nobleチェーンは早い、USDCをガス代として利用、基本ワンクリックで完結するものとユーザーが使いやすいように設計しています。
さらに、Nobelチェーンは先述の通り、Cosmosの規格のIBCに加え、USDCのCCTPを利用していますこれでIBCに加え下記のCCTP対応チェーンにおいてもNobleに参加することが可能であることです。
Avalanche, Ethereum, Arbitrum, Optimism
USDNは利息内蔵型の米国債バックトークンで、現時点では年利が4.31%と予想されています。このトークンはメインにCosmos系のチェーンを現時点の対象としており、これから徐々にEVM、SVM(Solana )にも展開するそうです。
このUSDNは57MをPanteraなどから調達した、大型ステーブルインフレ系のM^0というPJ を利用して、このUSDNを発行しています。
導入の段落でもあった通り、このUSDN は一般人のみならず、Dappsをもメインの顧客としています。
どういうことかと言ったら、このM^0とはステーブルを発行したいプロジェクトにとってのインフラであり、もっと簡単に言えば、会社が債権を発行する際に、銀行にその債権の最低価値保証担保を預け、銀行はその担保物を元に、会社の債権に信用を裏付けする。この例の中の銀行がM^0にあたります。
具体的に、Nobleは米短期国債をUSDNの担保としてM^0に預け→ M^0は担保を確認(毎日)→ M^0の担保の元に米ドルとペッグした $MのMintを許可→この$MはWormholeのブリッジの元にNobleチェーンにブリッジされます→ ブリッジされた$Mを元にUSDNを発行する
要するに、USDNは過度担保型のステーブルで、安全面はある程度安心できることです。
Fly wheelとは水車のことで、蒸発などを考慮しないと、ぐるぐる回ってエネルギーを作り出せるものになります。うまくいけば非常に経済的なメリットがでかいものとして、クリプトでよくアナロジーとして出されます。
このUSDNのこうそうは下記の図の通りで、DappsがUSDNを利用し→ DappsはUSDNの利益の一部を受けとる→ 受け取った利益でさらに採用することのインセンティブが生まれ→ コスト削減、利回り向上(PJ にとって)につながる→ そのUSDNを採用したDapps をさらなる人が利用→ 最終的にUSDNの需要が上がる。
この流れからもわかる通り、USDNはテザーと違って、これを採用してくれるDappsに利回りを配るやり方をしています。
Usual | Ethena/ Resolvなど | Noble |
---|---|---|
1BのTVL | 5.6B/ 0.7B | 130k (0.00013B) |
独自ガバナンストークンで収益を高め、それでTVLを増やし、さらに高い収益を与えることを目標とするもの。ベース収益の米国債は一般人には低すぎると考えこれを打ち出しています。 | stETHを大量に持ち、それの収益+ETH のショートポジションでデルタニュートラルストラテジーを取り、FRでさらなる収益を産む。二通りの収益をステーブルトークンイールドの形でユーザーに還元する。 | 米国債のベース収益だけですが、Dappsにそれを一定還元することで、さらなる顧客を招致 |
悪質なPJ と違って、いつまでもポイントをやっているものではなく、しっかり4ヶ月のみをやることを明記していますし、ポイントのサイトでカウントダウンされています。リファもありませんので、インフルが大量の割り当てをとることがないです。
Nobleのポイントサイトを開くとこのように2つのVaultによって構成されることがわかります、それぞれにデポすると違ったメリットとデメリットがあります。
右の方のPoints vaultsは 100 USDN/ Day = 1 Noble points を毎日ゲットできて、そのかわりに、Nobleの米国債収益を放棄します。
原則があって、入金した日が長いほど多くのポイントをたまりますが、30日前に抜くと自動的にポイントの全部剥奪になります。なので必ず30日以上のソフトロックがされているものと思っててください。4ヶ月をずっと入れていると他の人よりも1.75倍ポイント効率がいいので、早期入金が望ましい。
これがPendleの中のYTと同様で、イールドがないかわりに、エアドロがあります。
こちらの方にデポするとポイントはもらえませんが、イールドをもらうことができます、これは他人が放棄した米国債収益+元々自分がもらえる収益の両方を加算したのちのものになります。30日程度18%以上の収益が維持されることは予測可能です(他の人はUSDNを30日以下抜くとポイント放棄することになりますので)
なので、こっちのVaultはエアドロの不確定収益よりも30日ほぼ確定した高いノーリスクイールド(米国債のこと)を得たい人向けということになります。
こちらはPendleのPTと同様で、エアドロがないかわりに、毎日確実な高収益を得ることができます。
これから他のウォレットをも色々別のウォレットを対応する予定は一応あると言われていますが、現時点はKeplrとLeapをのみまともに対応しています。
こちらでダンロードできます。シードをしっかり保存してください。メタマスクと同様に、シードを失えば資産全部失います。
https://express.noble.xyz/transfer?destination=noble
これまでの通り、USDCをまずNobleチェーンにブリッジをする必要があります。上の方をEVMチェーン、下の方をNobleにしてUSDCをブリッジすることができます。
ウォレットも通りで2つを接続する必要があります。届くのに20分程度かかります。先述の通り、このUSDCがガス代になる結構便利なデザインになっています。
先のでNobleチェーンにブリッジすることが完了して、こちらのサイトで入金をしたものでUSDNを購入することができます。上記のサイトをアクセスして、USDCを受け取ったKeplrを接続してください。
自分の持っているUSDCで1USDCを残して(ガス代のため)残りのものをUSDNに変えればいいです。
これまでNobleチェーンにブリッジ、USDNの購入が完了したので、これからどのVaultに預けるかを決定すれば完了します。
上記のサイトをアクセスし、同じくKeplrを接続してください。
好きな方のVaultを選択して、デポしてください、2つのVaultの違いはしっかりこれまでの段落の説明を読んでください。
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