概要
Tier 1と位置付けします。すごく熱いと思います。今後人が増えすぎたら下げざるを得ないが、バレないで欲しいですね。今回の記事もVIP限定公開にします。
Dragonflyなどの一流VCから6.1Mの資金調達をしたSolana系のリキッドステーキングのプロトコルでNext Jitoのポテンシャルは大きいと思います。
シードラウンドだけで6.1Mの資金調達をDragonflyから調達しているのはJtoやその他のリキッドステーキングよりもさらに革新的な機能が追加されているからです。これからの段落でそちらについて紹介します。
彼らは今年のQ1でローンチしてさほど経っていませんが、すでに567Mのトレード高、100MのTVLを超えています。
流動性
ネイティブステーキングだと、SOLをロックアップしてステーキングをするわけなので、一年7%の年利以外にこのステーキングされているSOLを使いたい場合は一度SOLを取り出して使わないといけない。
リキッドステーキングによってこの局面が打破されました、ステーキングは金を銀行に預けると考えれば、リキッドステーキングは金を預けた証拠であるレシートを発行し、そのレシートを取引できるようにすることが目的。
このレシートがいわゆるリキッドステーキングトークンで、これをバックする流動性がないと全てが破綻します。
指名型リキッドステーキング
現在のSolanaのステーキング状況は下記のスクショのように、95%を占める灰色エリアはネイティブステーキングでその他がリキッドステーキングになっています。今年大ヒットしたJtoですら紫色のみなので、全然リキッドステーキングの概念がSolanaチェーンに浸透していないことがわかります。
このような問題が生じるのは、これまでのリキッドステーキングのプロトコルは一つの大きな資金プールを集め、そのプールの中に入っている資金を不特定多数のバリデーターに配ってやっているからであることを指摘し、Sanctumは独自のシステム、つまりバリデーターを指名してステーキングする形式を取ろうとしています。
個人的にはあまりSolana のバリデーター事情についての詳しいことがわかりませんので、この機能の有用性についてはそこまで共感しませんでした、革新的だなと思ったのが次の段落で紹介するInfinity Poolです。このプールを通して先述のマイナーLSTの流動性をも調達できます。
Infinity・インフィニティ
LST
Liquid staking tokenの略で、リキッドステーキングすることによって得られるレシートトークンのことを指しています。代表例としては:JtoSOL、stETH、ezETHなど。
名の通り、Infinityは無限という意味で、Sol系のほぼ全てのLSTを対応している資金プールであります。
このプールは自動的にスワップ手数料を調整することによって過剰しているトークンをもっと高い値段で、足らないものをもっと安い値段でプールの割合を調整し、LSTの割合を調整しています。
このプールがあると数々なLSTは流動性をいちいち悩む必要がなくなります。大量のSol系のLSTを一つのプールに統合して低いプライスインパクトでスワップができて、仮にJto→mSOLに移したい場合では速やかに移すことができます。
このプールに入金する
=INFを購入する=SOLをリキッドステーキングする+このプールの一部のトレード手数料を手にするLPの2つの役割を同時に担っていることになります。
Sanctum vs Jito
Jitoは安定なステーキング報酬を提供しているリキッドステーキングプロトコルであるのに対し、Sanctumは流動性Hub+LSD。
Jito 10M 融資 Sanctum 6.1M融資
総合的に見て、より成熟している方はJito ですが、より用途の広いのはSanctumになります。この2つのプロトコルは色々コラボする空間がでかいと思いますし、実際JtoSOLをも対応されています。
サマリー・TLDR
まとめると
SanctumはSolanaのリキッドステーキングの流動性を提供します
SanctumのInfinity プールに流動性を提供すると、SanctumのLSTに瞬時に乗り換えができますし、LPをもできます。そのため、ここで獲得できるAPYはSOLステーキング報酬+Sanctumプールのスワップ手数料になります。
その他にも色々な機能があり、Jtoの進化版という感じと私は捉えています。
今年Q1ローンチしたので、独自トークンはありません、エアドロ期待できます
Sanctumは流動性をSolanaのアグリゲーターに流動性を提供することで手数料をゲットしています、その他にも瞬時Unstaking サービスを提供して稼げていて、持続可能なモデルを持っています。
個人的な感想になりますが、正直有用性の面で見ればこっちの方がJtoを遥かに上回っていると思います、セキュ面は時間の流れによって証明されるので、重大事故なしでやっていってもらいたいですね!
しかしエアドロ面に関しては、将来的にリファ制度などを導入してより多くの人に注目される未来が見え見えで、Jtoほどは熱くなさそうですね。Jtoがあれほど化けたのはやはりユーザーの少なさ+しっかりしたプロトコルのおかげだったと思います。
やること
https://app.sanctum.so/infinity
このUIは本当に見やすくて素敵だと思います。やることもすごくシンプルでSOLもしくはその他のLSTをここに入れるだけ、入れたらLSTとしてInfinity というトークンを受け取ります。
このInfinityを所持するだけでAPYが入ってきます、毎年SOLに対して9%の上がり幅で増えていくRe-basing トークンになります。つまり今年は1Infinity=1SOL だとしたら来年では1 Infinity = 1.09 SOLになります。毎日少しずつ増えていきます。外部監査何度も入っており、安全と思いますが、自己責任でやりましょう。
上記のリンクをアクセスして、Infinity のプールでSOLやご自身の所持している任意のLSTで入れたい数量を入れるだけ。手数料もかからず全てが超スムーズ
私JtoのエアドロからjtoSOLを所持していましたが、これらの約2,000ドル程度を入れておきます。
推奨金額は底辺垢 500ドル
中間層 1,000~2,000ドル
上位層5,000~10,000ドル
このようにCompletedとなりましたら完了ということになります。
紹介なんですが、私Marginfiで債務があって、それの返還はMsolしか対応していませんが、このTradeで問題なくお持ちのトークンをスワップができます。
INFトークンは将来的にMarginfi、Kaminoに対応されますが、現時点はSolanaネットワークがほぼダウンしていることによって延期されています。Solanaネットワーク回復次第INFのエコシステム運用方法についてをもこの記事に追加する形で編集していこうと思います。