概要
SolanaのRe-staking系のインフラプロジェクト。Eigenと同じ部類ですが、一つ大きな違いがあります。
Solanaチェーンでは、Stake-weighted QoSというシステムがあり、バリデーターやDappsがより多くのステーキングした資産を持っていると(Staked sol)ネットワークにより大きな影響を与えることができます。例えばJupiterはOrcaよりもさらに多くのSOLをステーキングしていたとしたら彼らは自分たちのTxを先に通すことができます。
Eigenというのはメインにイーサリアム系のネットワークをRe-stakingで安全確保するのを売りにしていましたが、Solayerは最初、Solanaチェーンの内部のSolayerと提携しているアプリの競争力をあげようとしているRe-stakingプロジェクトになります。
そして、ステーカーにもより高い多重取りしたイールドを還元することを宣言しています。
VC
8月追記
バイナンスより資金調達のニュースが公表されています、具体的な数値は不明です。
こちらのSolanaのRe-stakingについての記事は結構有力情報が載られています。Solayerの規模を推測する手がかりにもなります。Polychain などが主要VCで10M程度の規模かと思います、この前のEpoch 0の件もあったのでさらに増加するかも?
下記の赤線部分が重要な箇所でまとめると
Solayerは成立してから1ヶ月程度しか経っておらず、プロダクトすらローンチしていないので、オープンソースにもなっていない、参加するのにリスクがあります。
Solayerは80Mの評価額で少なくともシードラウンドにおいて8Mの調達を希望しています。
すでに現時点ではPolychainがリードで4M程度の資金を用意しているところ?(ソース不明確)
SolanaのファウンダーのAnatolyさんもこのシードラウンドに参加する可能性が高い(SolayerのFounder Rachelさんによると)
チーム
特に現時点確定した資金調達の額、VCなどについての情報はないですが、Founderの一人は過去Sushi Swapのコアデベローパー、Pantera Capitalでリサーチャーをやっている人がいます。上記のリンクはSushiが出した記事で彼女についても触れています。
彼女のツイッターはこちら→https://x.com/0xChu
もう一人についての情報はさらに少なくて、マルチシグPJであるMPCVaultを開発している方で、Jason Liという名前でやっています。中華系の人の可能性が高いですね。
Epoch 0
20Mは決して小さい金ではありません、一瞬で埋まるのはそこそこの影響力を短期間で集めた証です。下記のスクショは主流SolanaのプロトコルのTVL、これは何ヶ月〜何年の蓄積でこれぐらいになっています。
登録
https://app.solayer.org/dashboard/invite
次の入金可能日、Epoch 1に参加するのに必ずリファコードが必要での限定アクセスになっています、すでにインしている人からコードをゲットできます。現時点は入金できませんが、すでにそちらの仮登録ができます、当日スムーズにデポするために先登録をした方がいいです。
上記のサイトをアクセスし、自分の使っているウォレットを選択してください。
一応SNS系の何かがありますが、タップして実際入らなくてもクリアできます。完了したらNext
コードを入力してからAccessをタップすると登録が完了したことになります!
以下は私の調達したものになります!
CID66V
完了したら自分のダッシュボードに導かれ、入れることのできる資産一覧はこちらになります。一番推奨されているのはどこかのLSTではなく、ネイティブのSOLのままです。(Solana Native Staking)
資金ロック、ルールなど
下記のものがSolayerのロードマップになっており、先ほど紹介したEpoch 0からはすでに時間が経ち、今はEpoch 4になっています。ロードマップ通り、Withdrawはすでに可能で、資金を実質ロックしていません。しかし取り出すのに、ペナルティがあります。また後ほど詳しく話します。
合計6個のEpochがあり、いつまで継続するかはわかりません。
ペナルティ
特に長期間のロックはないのですが、彼らのRe-staking プロダクトがローンチされる前に出金をしてしまったらポイントの一部がペナルティーで没収されます。
具体的には、取り出した分の資産の相当するポイントが半減されます。しかし10日以内に同額の資金を戻すとペナルティが発生しません。
▸例
Aさんは 100 $Sol を1日ステーキングして、100Pointをゲットしたが、50 $SOL を取り出したとします。この場合は 半分だけ取り出して、それの半分がペナルティ対象なので、彼は50ポイントの半分、つまり25ポイントを失うことになります。10日以内に、50SOLを戻したとしたら、これが解消されます。
Epoch 6が完了したら、ペナルティなしで取り出しをすることができます
Episode
https://app.solayer.org/valley
▼Episode(エピソード)はドラマで1話、2話を数える時によく使う単位で、Solayerにおいて最も重要なものになります。便宜上EPと略します。
▼Epochとは、段階段階にリミットを設けて、デポジット枠を設定しており、そちらのことを指しています、今はEpoch 4でEpisode1になります。
このEP(エピソード)は合計何回あるかわかりませんが、7/4(アメリカの建国記念日)において、EP1が終了して、今はEP 2への準備期間になります。EPのサイトが上記のリンクになっており、ここで自分のリワードの管理、チェックなどができますし、ゲーム化した体験をSolayerチームが狙っています。
EP 1は最初のもので、ここではいくつかのものを取得することができました。
ポイント、ランクの可視化(普通では自分のポイントが見れません)
バッジの取得、これを持つと一定のポイント倍数がかかります。
ミステリーボックス、内容はまだわかりません。次のエピソードが公開されるごろにはわかるそうです。
クレームしていない方もポイントが全部消える場合ではなく、次のエピソードでポイントがもらえます。しかし前回のエピソードを参加し忘れた方はもしかしたらOGバッジに相当するものを取り損ねた可能性もあります。
Defi関連
Solayerは $sSOL の保有データでポイントの統計をしています、それを他の人に送ったり、スワップしたりするとUnstake同然のようにみられて、ポイントの統計が中止して、ペナルティを受けることになります。
Defiにおいても同じく、もし対応プロトコル以外のところに入れたとしたら、Unstakeとみなされます。
現時点Solayer対応しているのはOrcaの $sSOL/ $SOL のペアとKaminoの同じペアのみになります。元々 $sSOLをただ所持しているだけしかすることがなかったが、この前のアプデにより、トレードが可能で、流動性提供してさらにイールドをブーストすることもできるようになりました。しかし、同じボラのペアとはいえ、ILのリスクが全くゼロというわけではありません、$sSOL はSOLと比べて価値が上昇し続けるので、$SOLの割合が徐々に多くなる可能性があります。
現時点私はこれをパスします。将来的にEpisode 2でこれをやることが要件の一つになりそうな時に入れます。
sUSD
10/30アプデ
今日の日本時間23時で20M (2000万ドル)限定のキャップが開けられます、SolayerとOpenEdenがコラボで作った新たなプロダクト、RWAのsUSDをミントすることができます。余剰のUSDある方にはやることを推奨します。
やり方
今日の夜11時でDepositが開始して、引き出し、年利、リスクなどについては続く段落でお読みください。これからのポイントの段落を読んでから入れることを推奨します、やり方は簡単で、JupiterなどでUSDCを調達して入金をするのみになります。
Point
Solayaのことを病気かと心配するくらいですが、いつもアナウンスがあやふやに書く癖があります。
キャップは20Mと言っていますが実質18M(2Mすでに内部の人がテストでデポジットしています)
10倍ブーストあり、原文は下記
初めての1万ドルの入金は10倍ブーストがあります(キャップまでに)
(5ドル入れたら5ドルにブーストあり、10001ドル入れたら1万ドルにブーストありということです
ブーストはいつまでかの記載はなしです。Limited time (期間限定)とは言っています
これらに加えOpenEdenブーストありと記載していますが、これも詳細の記載なし。
シビル確認あるそうですが、これも詳細なし、新規垢は推奨されているかどうかが不明ですのでできれば過去でやったアカウントでやるのを推奨。
概要・sUSD
他の国債バックのステーブルと非常に似ていて、将来的に石油、ゴールドなどをもこのステーブルのバックに入れることが少し目新しいと思います。
またSolayer自体がRe-stkaing系のプロトコルなので、ユーザーはUSDCをロックして米国債を実質購入→sUSDというトークンをもらえます、このトークンをそのままSolayerにステーキングをすることが可能になっています。
現時点このsUSDの担保として使われるのはRWAにおいてのTVLが11位(Defillamaによると)のOpenEden のT-Bill(米国債)になります。
引き出し
上記の図にもあるように、ユーザーがレシートトークンであるsUSDを返還することでSolayerから元となるUSDCに変換して返してくれる償還制度をとっています。流動性マーケットでスリッページを気にする必要がないデザインになっています。彼らのブログによると、ロックもなしです。
年利
これが非常にUsualというステーブルと似ていて、そちらよりデザインはだいぶシンプルなので、これも魅力の一つかなと思います。Usualはどちらかといえば大口向けで、それに対して、このsUSDのスローガンは「米国債は5ドルから始められる」。
具体的に言えば、ステーブルは安定した価値保存の手段としてオンチェーンで広く利用されたが、USDCとテザー社のステーブルでは裏付けとなる米国債などの収益を一才ユーザーに返還しないのです。このsUSDを所持することで、自動的にウォレットでの $USDCの枚数が増える仕組みになっていて、それが年利となります。年利は4.33%になります。
リスク
Halbornの監査を受けており、重大なコントラクトミスは見つかっていない。とのことです。しかしOpenEdenとSolayerのスマートコントラクトが破綻するリスクはゼロではないので注意してください。
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