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Usual Money

概要

Usualはワンセンテンスでまとめれば:「有力チームによって作られた、安全重視し、USDT、USDCを挑戦するためのステーブル発行プロトコルである。そのためにはエアドロイベントを設けており、最初のフェーズを一気にブーストする作戦が明確である」

これまでの3ヶ月間はずっとメインネットのみを対応していましたが、これからはLayerzeroとコラボして、L2までにも発展するそうなので、今回出すか迷った記事をとりあえず出しておきます。L2の統合自体はまだされていなく、短い間で実装されるらしいです、最近だとBase、ARBチェーンがこういうもっとシリアスなプロトコルには人気のようですね。

ステーブルデザイン

Usualは3つのトークンがあり、ステーブルトークンである、ステーブルである$USD0 ステーブルをロックしたあとにもらえる$USD0++とガバナンストークンの $Usualがあり、これまでのステーブル発行者(Usual側は特にテザーを叩いています)と違って、ガバナンスモデルを通して、Usualのステーブル発行によって産んだ利益をしっかり一般ユーザーに還元できるようにすることをモットーにしています。

エアドロのイベントもやっており、その奨励としては $USUALが割り当てられます。

VC チーム

IOSGとKrakenがリードで7Mぐらい資金調達しています。IOSGは中国資本のVCになります。その他もL2などからの資金調達が目立てます。(Stark, MantleやL0など)

チームはフランス発で、元フランス国会議員のPierre personさんもいます。

ステーブルの種類

高い流動性

USDT、USDCのようなステーブルは高い流動性を確保して、大口のトレーダー〜一般の人々に採用されやすいようにしています。もう一種のインフラのようなものになっています。米国債やその他の短期の金融商品によってバック(価値担保)されています。

非中央集権型

DaiやFraxのようなステーブルはETH, WBTCなどのようなクリプト資産を担保にして、非中央集権性を最優先にしています。

利回りを産む型のステーブル(Yield bearing)

EthenaやElixirのような所持しているとイールドが発生するドルとペッグされたステーブル。デルタニュートラル戦略をとっており、顧客に少しリスク高めだが、高めのイールドを還元していますし、ただのステーブルとしても利用できます。しかしDai、USDT、USDCよりは流動性が薄く、利用できる場面も限られています。

$USD0

この中で、Usualは利回りを産む形のもので、担保として米国債などを使います。上記の3種類のステーブルの中で利回り産む型に近いです。

今現時点はHashnoteが発行している $USYCをのみ使っています。このUSYCはRWAと分類され、米国債をオンチェーン化トークンにしたものです。これからどんどん似たようなRWA資産を担保のプールに追加していくそうです。

現時点は240M 近くのTVLがあり、もう少ししたらBlast、Frax、BUSDを超える勢いです。

このUSD0を所持しているだけではイールドを産むことができません、これをまずロックして $USD0++ と言うトークンを受け取り、このトークンの所持で利回りを回収することができます。

$USD0++

これがUsualの一番重要なプロダクトになります、先ほどのRWA資産によってバックされたステーブルコインの $USD0 をロックするとこのトークンを受け取れます。これを持っていると、いつでもセカンダリーマーケットでUSD0に引き換えることができて、米国債の年利を受け取ることもできます。さらにUsualのガバナンストークンをも受け取ることもできます。(追加のインセンティブとして)

このトークンで受け取れるイールドとしてメインに2種類あります、1つはブロックごとに年利分のUsualトークンを制限なしに受け取ることと、

これを4年間のロック期限の中で、6ヶ月をさらにロックアップします。こうすることで、6ヶ月のロックが終了した時点でイールドを一段階受け取るとなった時、米国債のイールド分のステーブル(USD0)で受け取ることを選択できますし、それ分のガバナンストークンであるUsualを受け取ることもできます。

つまり、4年のロック期間の中でさらに半年ロックを重ねることでUsualトークンの値下げリスクをヘッジすることができます。

$USUAL

Usualのガバナンストークンで、今年の11月ぐらいでリリースされます。エアドロに割り当てられる分は7.5%とであることは明言されています。これ以外にもUsualトークンはユーティリティがあります。

  • USD0++をロックした人は米国債の収益はもちろん、それに加えてさらにUsualトークンでインセンティブづけられるそうです、これの具体的なレートはまだ公表されていません。

  • ガバナンストークンでもある $Usualをロックすると、継続的に発行されるUsualトークンの10%を受け取れます。長期所有のインセンティブがあります

  • UsualはUSD0++の増加に応じて、ビットコインと似たような徐々に増加するトークンであります、ビットコインと違ってキャップはないが、プロトコルの収入(=米国債)と関連して増加レートが減ります。初期のごろ、TVLが低いため、USD0++を持つ鯨をインセンティブ付けするために、Usualトークンのレートが結構高くなることを予想できます。

  • USD0++はスワップ市場で売買できますが、数十〜数百万ドルの所持者からしたら基本手数料で結構消えます、しかしUnstakeするにはロックしてから4年を待つ必要があります。この時に $Usual をBurnすることで早期アンロックができます。これでもどれぐらいのレートか実際市場始まってみないとわかりませんが、一定のインフレを抑える役割を期待できます。

  • 米国債の収入=プロトコルの収入、これは全部トレジャリーに入れられ、Usualのホルダーがこれを管理します。

つまり、早期の参加者(ガバナンストークンリリース以前)では参加するインセンティブが遅れる人より大きいです。これらのものは全部L1で実施されることが予想されますので、鯨がやることになりますが、Usualトークン自体の価値を押し上げてくれることを期待できるメカニズムかもしれませんということを伝えたいです。

早期参加者のインセンティブ

早期の時にTVLが相対的に低いので、$Usualの放出率が高く、より高いAPY(もしくはガバナン権)をゲットできます。

また、Pendleではプロトコルの未来のイールドをロングすることをしているのと同じで、現時点、中心となるガバナンストークンがリリース以前で、プロトコル自体の評価が相対的に低いとされた今で参入することができます。

Pendleで示されたAPY(20%超え)でも示されたように、鯨は結構Usualへ期待をしていることがわかります。

エアドロ

今から少し遅めですが、10月初頭でもう少し詳しいエアドロ関連の情報が公表され、11月ぐらいでもうエアドロ/USUALのTGEを控えています。

合計のエアドロ割り当ては7.5%、Docsの中では、エアドロファーマーの力でUsualを夜の中に広めることが必要と明白に記載されております笑。

$USD0++を所持することでPillと呼ばれるポイントが貯まり、このポイントがエアドロの引き換え券になります。イベント自体は先述の通り、11月初旬まで続きます。

USD0++をMintするとっきに1 token/ 5 Pills のポイント+毎日3ポイントがもらえます。また、このUSD0++はロックしたバージョンのUSD0で、この2つをいつでも交換できるように流動性プールを立ち上げられていますので、そちらでLPするとイールドをプラスアルファでもらえます。USD0だけをただ所持すると資金効率が悪いです。

やること

・登録

https://app.usual.money/#18LNY

上記のリンクをクリックしてJoin をタップ、するとウォレット接続と最初のUsualとは何かの導入があります。それは全部飛ばしておkです。

登録が完了しましたらこちらのページをアクセスすることが可能になります。これで完了です。これから取れるストラテジーについて話します。

新規Pendleプール

UsualにVCから7M 資金調達をしていますが、全てContributor(貢献者)というところに割り当てられて、TVLに貢献した人が大部分を保有できる仕組みになっています。鯨ゲーといえば鯨ゲーですが、VCからの売り圧は軽減されるようです。

割り当てはそれほど多くないことが特徴で、最近のバイナンスが好むようなコミュニティーの割り当ての少ないトークンモデルになっています。残りの90%は徐々に $Usualトークンという形でコミュニティーに還元される予定です。

これまでのPenldeのプールではエアドロ狙いだったが、これからはUsualトークンという形でリワードが当てられるようになります。(SYやYTに対して)

今結構Implied yield(YTの買う人の人数によって高くなるイールド)が結構高めになっていますし、Pendleのインセンティブで10%ついています。(Pendleのトークンという形のリワード、ETHメインネットで手動でクレームする必要があります)。

11月でエアドロ+TGEをしまして、一気に人が抜けて、ペッグハズレのリスクもあって、これぐらいのイールドがついていますので、そちらはご了承してください。

今現時点LPをすることで、USD0というステーブルトークンの所持リスクで、これから来るエアドロ+先のスクショで言及したイールドをもらえます。また、Usual側が新しいプールをPendleトークンだけでなく(先述のPendleでもらえるイールド約10%)それに加え、独自のポイントもこれまではPendleのプールに対して3倍だったが、この新しいプールは6倍のブーストがかかります。

やること

https://app.usual.money/#18LNY

まず登録済んでいない人は上記のリンクでウォレットのサインインなどの登録をすまします、完了した人は飛ばして結構です。

続いて下記のリンクでPendleのマーケットを行きます。

このようにYTモードをオンにすると、これから来るエアドロをロングすることもできます、また、YTを少量所持することで、ポイントの統計もスムーズに行きますことで、これをオンにすることを推奨します。

額、トークン(任意に設定できますが、できるだけメジャーなものにしてください)を設定した上で入れればいいです。どれぐらいの額がいいですかという質問に関して、仮に1万ドルを入れるとしたら、大体入れるのにガス代(5Gwei現在)では15ドル程度かかります。出す時もこれぐらいかかると思ってください。

これに加えて、Pendleトークンで一部のイールドがでますので、Pendleのクレーム+売却などの手数料を考えると、さらに20ドルぐらいかかります。

これに対して、イールドは大体20%以下ぐらいは出るとして、2000ドルぐらい+エアドロがありますので、許せる範囲と思いまして、これぐらいの額を試しに入れています。

・ローリスク

https://app.usual.money/counter/deposit

これまでもわかる通り、一番リスクが低いのは $USD0 というステーブルを持つことです。このステーブルは結構信頼されているHashnoteのRWA米国債権によって担保されており、突然崩壊することのリスクが相対的に低いです。

手元に残っているUSDCをロックすることで自動的にポイントが溜まります。

・低労力

https://app.usual.money/desk/bond

上記のリンクで先ほどのローリスクステップで取得したトークンをこの中にロックするのみになります。

$USD0によってバックされている $USD0++ をミントします。このトークンを持てば、ローリスクプランよりも三倍ポイント効率がいいです。しかし、もしかしたらUSD0とでペッグする可能性があります。なぜかというと、こちらのトークンはUSD0をロックしたバージョンで、一部のプロトコル手数料(TGE前ではPill)を受け取れます。これが彼らのデザインの最重要なパーツになります。しかし、現時点でトレード可能なトークンに戻すには、スワップするか、四年ほど待って、満期まで持つかになります。みんなが一気にスワップのセカンダリー市場に殺到したらデペッグする可能性があります。

もちろん相対的にリスクが高いなだけで、デペッグすることを予想して作られたプロダクトで、1:1で引き換える窓口を設けることや、所持者の利益率をブーストすることでペッグ回復することはそんなに難しくないと思います。

・ハイリスク、低労力

Pendleの中ではYTと呼ばれるプロダクトがあり、それを買うと、満期になると0ドルになりますが、ポイントをレバかけて多くもらうことができます。1ドルは通常3Pillまでしかもらえないが、PendleのYTを購入すると、172倍の効率でPillsもらえます。しかし、満期になると買った分のドルは帰ってきません。

つまり、エアドロ分がYTの購入価値を上回ることを期待している人向けです。300〜500ドルぐらいで半分損しても痛くないぐらいにすることを推奨します。

YTを購入するためにはUSD0++を使うとスリッページ低いですが、他の通貨で購入することもできます(例えばETHなど)数百ドルぐらいであれば、ガス代の方が高くなる可能性もあります。

Usualのエアドロイベントは残り1ヶ月近くなので、これが効率面ではいいですが、リスクもあります。

現時点市場の判断では、一番右の17%がエアドロの収益として最低でもあるのではと思われていることを意味します。エアドロの満期まで所持して17%のみのAPYでもいいと思っている方はそのままPTを買ってももちろん問題ありません。

※Pendleについて詳しく知りたい方はぜひ私の作ったPendle解説のスライドを軽く呼んでみてください↓

https://gamma.app/docs/Pendle-zsxo9f9klx71tup

・Etherfi

https://app.ether.fi/liquid/usual

また、ポイントこれからシーズン4をやるEtherfiでもUsualのVaultを開催しています。いろんなトークンを使ってデポジットすることができることが魅力です。

まとめ

まとめますと、伝統金融と関わり深い、RWA系のステーブルプロトコルであり、Lineaと違ってずっとエアドロあるかどうかの曖昧さを保ち、いつまでもユーザーを釣ってなく、エアドロの期間、エアドロする量を明記しています。

これのガバナンストークンの用途もエアドロ後どれぐらいのユーザーが残るかにかかっていますが、結構Usualに期待している人が多いように見当たります。

https://docs.usual.money/usual-products/usd0++-enhanced-tbill/parity-arbitrage-right-par

エアドロ詳細

エアドロの詳細が発表されたのでそちらについてカバーしていきます。

  • 今やっているポイントイベントは11月で終わります

  • 99%のユーザーが 4.5% を分けて、これはトークンローンチとともにローンチされます、上位1%が残りの約3.5%をベスティングありで受け取れます。

  • バイナンスロンプ上場決定、7.5%をBNBユーザーに献上

  • キャンペーン完全終了まで持った人全員がプラスアルファの1%を受け取ることができます

  • バイナンスは一応Pre-marketと呼んでいますが、実質20日で取引開始します、エアドロ勢は12月中旬でトークンを受け取れます、それまでに、キャンペーン終了→毎日イールド蓄積があります。

1%除いて完全傾斜、1%のルール未公開、12月で公開される予定です。
バイナンスが結構占めていますが、チームの割り当ては少ないです。

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