概要
FTXの崩壊から3ヶ月程度でARBのエアドロがきて、エアドロ界隈は一時的な盛り上がりを見せましたが、長期間にわたってのエアドロなしの期間も原因ですぐにこのハイプが下がりました。私が初めてZksyncなどを触ったのもその時ぐらいで、私よりも前にZksyncを触っている人はいくらでもいるのに今回はあまりそう言ったOGに対しての優遇がないことが少し残念と思っている方も多いのではないかと思います。
今回の記事ではZksyncのエアドロの要件(Eligibility)およびSybil(シビル)排除の方法について詳しく記載します。
トークン
今回エアドロに割り当てられた分は相当で、17.5%でみなさんの予想を大幅に上回ったかと思います、しかもロックがなしと明言しているのでこれが一気に市場に出るということになります。
それが原因でAevoなどの虚無市場(Pre-market)ではトークンの値段が暴落していますが、今はちょっと落ちすぎているのではと思います。(0.7→0.33)への半減。
私はトークンの分析において全然専門ではないのですが、トータルサプライが21Bの中、これだとMCが(仮にエアドロ分だけがTGEアンロックと考え)1.2705 Bということになります。
資金調達額、ユーザー数、TVL(STRKトークンが発行後もちろん抜かれたが)が遥かにSTRKを上回るZksyncはStarkよりもMCが低いことは考えにくく、MC= 1.5~1.6程度はいくと思いますので、それで計算すれば $0.389~$0.4 程度はつくと思います。(NFA)
チーム、VCに割り当てられているトークンは一年のロック、3年のVestingがあります。
該当要件(Eligibility)・原則
中国語の方では「老鼠仓」で不明確なエアドロを指しますが、今回の彼らのエアドロは少し曖昧なところが多いが、しっかりDocsを読めば理解できる部分が多かったと実感しています。実際私の聞いた話によると全くエアドロを狙っていないイールドファーミングの方が5万ドル程度を数垢で運用した結果それだけでも10万+になりました。
今回はオンチェーンユーザーにほぼ90%、その他の貢献者もろもろに10%弱が配られております。
該当のアドレス数は数日前のリークである160万から大きくかけ離れており、70万程度しかいません。今回のエアドロの設計は本当のオーガニックのユーザーにはしっかり還元することが目的で設計されたもので、特段にLayerzeroのようにファーマーを排除しようとはしていませんが、優遇の方針は全く持ってゼロです。
具体的には「ハイリスク、ハイリターン」方針+鯨制限であり、Memeなどのハイリスク資産やZKSチェーンのDappsを実際利用している人が優遇されます。
該当要件・詳細
これから本当に細かいところを整理して書いていますが、まとめとしては:
多くの金をZksync Eraチェーン上で長い期間にわたって所持した人が一番得します。
スナショ
スナショは:March 24th(3月24日), 2024 at 0:00 UTC になります
それ以降でやった人はパッサリ切られています。
足ぎり(ステップ1)
それ以前でやった人は必ず下記の足ぎり要件の中で1Pointを獲得しないとエアドロ権利がないです。
・10個のスマートコントラクト利用、Non-tokenなのでトークンスワップは対象外
・LP
・Paymasterを利用したTx5回以上(Zksyncの独自機能、ETH以外の通貨でガス支払い)
・10個以上のトークンをトレード
・Zksyncの独自NFTを所持
・Gitcoin RoundをZksync Liteにおいて寄付
・3ヶ月にわたってLite使用
該当トークン計算(ステップ2)
Value-Scalingと呼ばれる手法で該当トークン量を確定していきます。ここではDefi においての参加が重視され(スクショの2の箇所)、一般に持つよりも2倍の資金効率がある。
ウォレット内の全ての残高のドル価値が統計され、それを366日(スナショまでの期間)で割ることで平均的に毎日どれ程度のドルを所持していたのかがわかります。
最終の乗数(ステップ3)
ステップ2で算出された平均的な毎日の所持数に乗数がかけられます。具体的にカウントされる乗数は下記の通り
1 Zksyncのトップ100のNFTを所持(OmnibusのNFT配られた多くの方はこれの対象)
2 ZksyncネイティブのErc-20所持(大体はMeme;例: AAI, HOLD, KOI, MEOW, MUTE, RF, ZF, ZORRO.)
3 Paymaster機能の利用(先述通り)
4 ENS、OP、ARBのエアドロを受け取って、それを売却していないこと
5 ETHメインネットのDappsなどの利用
すると最終的なトークンが算出されます。でこのプロセスにおいて900枚を下回る人は排除されます。この乗数の具体的な倍率は明記されておりませんでした。
つまりLP、Meme所持などの資金力がある人が一番リアルのユーザーであるし、一番得します。なお鯨制限を設けることで5万ドル以下所持の人も満足できる額にしようとしている努力が読み取れます。
シビルについて(ステップ4)
CEXから出金する際はCEXのホットウォレットが不特定多数の人に当て送金されるため、これでシビルを特定することは完全に不可能ですが、メタマスク→CEXへの入金する際は自分の独自のアドレスを利用することになりますので、これをやった人は排除されます。
つまりMetamaskのA,B,C,Dなど20垢を使ってBinanceの同じアドレスに送金して、資金を回収したら排除されるということです。
と資金混同ですね、特に新しいことはしていません、Layerzero のような同時期に同一アクションをした人などを排除していません。
どれぐらいを排除したかについては公開されていませんし、20個以上のアドレスも一応排除していないとされています。↓
Finally, the clusters from the two heuristics were combined into a single list of EOA clusters, and all the clusters with more than 20 EOAs were filtered.
まとめ
まとめると、ステップ1でまずもらえる人を限定→ステップ2で毎日の平均所持額を算出→ステップ3で色々その他の要件で乗数をかけて、その中で最も低かった人たちがもらえない対象とされて、配るリストを決定→最終的に配るリストからシビルを排除して、最終のリストに。
FUDについて
FUD=批判ですね。具体的に見られるものは
スワップなどのトレーダーを全く重視していない。(必死にスワップしているファーマーがメイン)
最低ランクと最高ランクの差が激しすぎて、鯨制限をもう少ししてほしい。
初期供給量が不明確、17.5%(エアドロ分)よりもさらに解除されると恐れて虚無でトークンが暴落しています。
正直結構極限までやってるし、彼らも慈善事業をやってるわけではないので、一番の目的は中堅〜鯨のユーザー確保なので、トークンの割り当ても彼らに傾いています。
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