web-3.0: Memecoin Parallel World

この記事では人生に関するアドバイス及び財務的アドバイスを行っていません。

物語

我々はミームコインがトレンドの中心になっているweb-3.0のパラレルワールドに迷い込みました。

そこでは、犬やカエル、猫といったアイコンを持つミームコインが無数に生み出されています。時価総額ランキングを見ると、legitなプロダクトを持つプロジェクトよりもミームコインが上位を占めています。キャピタリストたちはミームコインの素晴らしさを語る”メモ”を数多く投稿しており、いかにミームコインが素晴らしいものかを説明しています。そして、Vitalikまでもミームコインに関する記事を投稿しています。

この世界では、legitなプロダクトを持つプロジェクトよりも、何も製品の存在しないミームコインの方が評価されています。これまでのweb3.0とは逆の、web-3.0の世界です。

*”これまでよりも悪い”という意味で-(マイナス)という表現を使っている訳ではなく、”逆”という意味で使用しています。ミームコインが悪いものであるという意味ではありません。

Memecoin is Nothing?!

ミームコインは製品を持たないのでしょうか?
ミームコインの製品はバイブス、ナラティブ、イデオロギーといった非有形の精神領域にあります。

ミームコインは特定の精神的なスローガンを持ち、保有者はそれに共鳴するコミュニティです。宗教や言語のような無形物だと考えると、Blockchainがハックされたとしても残り続ける、より究極の分散型製品だと言えます。人類はついに無形物ですら金融商品にすることができたのです。

トグルが切り替わる

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現在我々がいるパラレルワールドはダークモード中です。精神的な製品に焦点が当たっている段階であり、有形世界であるweb3.0とは対照な世界観です。もしくはweb√9(= ±3)として、両方含む表現に変えましょう。

ミームコインのトレンドが終わる時、赤いロウソクを見ながら多くの人が「ミームコインはスキャムだった」「ミームコインはただのポンジだった」と言うでしょう。それは無形のプロダクトであるからこそ、その”何もなさ”に大きな失望が生まれるのだろうと思います(まだ起きていないのでわかりませんが)。しかし、何もない訳ではなく、精神的な製品であるというだけです。

https://x.com/TrustlessState/status/1774563657411592220?s=20

そして、その時に自分がパラレルワールドにいたことに気づき、ダークモードからライトモードに世界が切り替わります。

(有形の)プロダクトを持つトークンの存在に気づき、揺り戻しが起きます。

web3.0

クリプトの世界ではよく起きることです。トレンドと真逆のことが提唱され、それが注目される。Bitcoin自体が世界の金融に対するアンチテーゼであり、10,000体のNFTコレクションが流行った後には、供給量に制限のないNounsが注目されました。

無形な製品が流行った後には有形な製品が注目を集めます。

ここで述べたいのは、ミームコインのトレンドが終わったとしても、それがスキャムやポンジであった、と悲観しないでほしいと言うことです。ただ無形の製品であるというだけです。

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