概要
HyperlaneはLayerzero、Wormholeと似たようなブリッジサイトであり、ブロックチェーンの間でのブリッジのインフラ施設を提供しているところであり、ここも独自のエコシステムがあります。繋がっているチェーンもかつてはあまり接続できなかったものばかりになります、例えばCelestia、Neutronなど。
彼らのDocsによると、Hyperはモジュラースタックのチェーン間の操作可能性にフォーカスしてビルドをしているそうです。しかしガス代のブリッジを対応していないため、こちらのプロダクト自体の用途は結構限られてくると思います。また、対応しているチェーンの全部の全部がマイナーですし、UIがユーザーフレンドリーではないため、結構エアドロハンターから見落とされがちな穴場になっています。これからデータで詳しくみていきましょう。
データ、VC
彼らのVC陣営は普通ですが、調達した資金規模はシードラウンドにしては結構の方で(L0はシリーズAで6M)18Mにも達しています。PJ 自体は結構前から稼働しているイメージですが、過度にファーミングされていない点はいいと思います。
こちらの表はVCの #hashed が作成したものであり、必ずしも100%正しいというわけではありませんが、参考の価値はあると思います。
今日に至って、HyperlaneのTxの合計は1.4M通しかありません。
これの対比にL0などのStargate だけをみてみると、1ヶ月だけでもはるかにこの数字を上回る6M程度ありました。しかもこれはMerklyの低価値のTxをカウントしていない結果で。
Wormholeは全部のTxを合わせて1B近くに行っていことから、Hyperlane の1Mという数字のポテンシャルを感じることができると思います。(しかしこれのもっとも有力のオフィシャルブリッジのPortalは4M になります)
批判、リスク
・ここの接続しているチェーンは大体流動性の薄いチェーンだったり、DEXが発展していないチェーンなので、流動性がない、ガス代がないなど様々な問題はあると思います。
・2022年の9月からもうそろ2年近く経つのに、最近モジュラー熱い熱いと言われる中、VCから追加の資金調達がないこともちょっとどうなのかなと思うサイン
・コストが他のところと比べて少々高い、宣伝の方向性が不明、現時点のプロダクトに対しての需要が薄いこともよく指摘されると思います。
・記事書き終わってから思ったのですが、ここの接続されてチェーンの大体はオンチェーンの流動性がなく、オンチェーンのエコシステムも乏しいため、本当に一般の初心者が参入しにくいチェーンばかりがHyperLaneが統合しているため、あまりユーザーも増えない状態になっているのかなと思います。
エコシステム
色々Ecosystem Dappsなどありますが、Layerzero のStargate、Wormhole のPortalの様に、Hyperlnaeにも Hyperlane Nexusというオフィシャルのチームが開発したブリッジサイトがあります。
ここを多く利用することを推奨しますが、利用するにはモジュラー系のブロックチェーンのガス代トークンが必要になってきますし、オーガニックに(つまり有機的に)Txをすることも期待されるだろう。
エコシステムが豊富になってきています、そのためそれぞれのブリッジの期待値を★で表しています。
やること
こちらのリンクが彼らのチームの作り出した独自のブリッジです。これから伝える時はいちいちリンクを貼りません。全部こちらからで行ってください。
ブリッジする際は必ず右上の方に両方のウォレットを接続してください。つまりKeplrとMetamaskになります。これからさらに詳しくみていきますのでもっとわかってくるかと思います。
Eclipse ★★★★★
Eclipseは60M 以上の資金調達をしており、SVM(Solana)のシステムを利用した、EthチェーンのL2を作っています。これから別のMove言語などを使ってもロールアップを構築できるそうです。
現時点は一応Dev向けのメインネットと言っていますが、プレッシャーテストの段階と思います。ここはHyperlaneとオフィシャル提携をしており、Eclipseのチェーンにブリッジをすることができますが、出すことはできません。ここに資金をブリッジしたらほぼ幽閉されます。
このEclipseはBackpackウォレットを利用しますので、注意してください。
Backpack設定
こちらのリンクがBackpackのエクステンションになります。インストールして、新たにウォレットを作成(すでに持っている人はシードを導入)→Eclipseチェーンを追加。
ブリッジ
続いてこちらのサイトをアクセスして、自分の資産の入ってるSolanaウォレットを接続して、下記の矢印の示す場所にBackpackウォレットのアドレスをコピー。これで送金をするとタスク完了です。
送った資産は取り出せないので注意してください。少額推奨します。
ARB→Neutron ★★★
必要トークン
0xD56734d7f9979dD94FAE3d67C7e928234e71cD4C
こちらのコントラクトはHyperlaneの発行しているArbチェーン上のTia.nになります。ご覧の通り、流動性はさほどないが、普通のトレードは問題なくできそう。
このTia.nは ARB→Neutronでブリッジすることができますが、ブリッジ先のチェーン上でも少し運用した方がさらに人っぽいです。
調達するためにはJumperなどのアグリゲーターを推奨します。(横のJumperの文字が青色になっていると思いますが、そちらのリンクは私が事前にARBでETH→TIAに変換する様に設定済みなのでぜひ活用してみてください。)
続いてはNeutron というマイナーチェーンに先ほど調達したTiaをブリッジする必要がありますが(これしかHyperlane は対応していないため、Tiaチェーンには無理です)そちらもさらに別のトークンをガス代として使っているため、NeutronチェーンのKeplrウォレットをまずインストールしてシードを入れて(すでにある人はもちろん飛ばしておkです)、両方のウォレットをAxelarネットワークで対応されているSquidというブリッジサイトを通してブリッジする必要があります。
ブリッジ手数料は0.5ドル程度で、30分程度かかります。
上の文をしっかり読んで理解したら進めてください。ガス代程度なので、たいした金額を調達する必要はないと思います。
両方調達した状態でNexus(つまりHyperのネイティブブリッジ)をアクセスして、ブリッジをしてください。
一定時間経過したら逆にしてブリッジし返すこともできます。
Injective ★★
もう一つの人気のルートはInjective→inEVM などになります。
過去にInjectiveの記事を出したこともありまして、$injをInjectiveのメインネットにおいて所持している人も結構いるのかなと思います。INJはさらに独自のEVM チェーンと互換性のあるチェーンinEVMを出しており、ここにそのままブリッジすることも可能になっています。一度のブリッジにかかる手数料は大体1ドル前後、INJトークンをINJチェーンにおいて所持していればできます。
ブリッジするだけで十分で少し時間が経ってからブリッジし返してもいいと思います。
このチェーンを調べるのにちょっと思ったより時間かかりましたが結構死んでいるチェーンになりますね。
IBC.Fun ★★★
ARBチェーンやMantleチェーンのTia.n(Hyperlaneブリッジ用のTiaで、EVM取引可能)をNeutronチェーンにこれを使ってもブリッジすることができます
*EVM→Neutronであれば、手数料は $0.3ドル程度で済みますが、逆のブリッジは1.3ドル程度かかります。
Renzoブリッジ ★★★★★
RenzoのLRT($ezETH)をほぼスリッページなしでブリッジできる本当に最近の新機能、BNBチェーンがBinanceと記載されているので要注意。これでボリューム稼ぎはいいですね。
*手数料 $0.6 ぐらい
Forma ★★★
記事ご覧ください。
Superform ★★★★
プロトコル自体はありと思いますが、あまりHyperlaneのボリューム稼ぎに使えない。
Tia.n LP ★
上級者向け、V3型のLP、トークンボラ、下落リスクあり、直接Hyperのブリッジ技術利用してないが、一応考慮される可能性あり、1000以下、損覚悟でやることを推奨します。
最後に
まとめ、感想
戦略としてはL0と同じ感じです、取引高、回数などを作って、Merkly のような過度にエアドロに向けたようなエアドロハンター専用道具を使うことを避け、大多数の人と違う動きをすることで自分のアカウントの質を高め、差別化することができます。また、ここで扱う大体のところが非常にマイナーなチェーンになりますので、このHyperlaneを使いこなすのに少し時間はかかると思いますね。
エクスプローラー
また、こちらのページで自分のEVMのブリッジ履歴などを閲覧することができます。
https://explorer.hyperlane.xyz/
彼らのブログサイト
Hyperlaneは新規統合したチェーンなどをこちらのMedium にもよく載せたりしますので、こちらをフォローすると最新の動向を把握することもできます。
Layer3 (6/24追記)★★
https://app.layer3.xyz/campaigns/the-hyperlane-rush?slug=the-hyperlane-rush
HyperlaneはLayer3とも提携してやりやすいタスクを教育がてら提供しています、エコシステムはWormholeとLayerzeroほどではないが一定程度の発展をしています。
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