診療現場で役立つ新たなAI医療情報検索ツールをまとめました。画期的な進化を遂げたAIリサーチアシスタントで医療をアップデートさせよう。
SUMMARY I have compiled a list of new AI medical information retrieval tools that will help you in your practice. Update your medical practice with the revolutionary evolution of AI research assistants.
日進月歩のAIツール
AIの進化があまりにも早く、追いつけなくなっています。
3ヶ月前に公表した記事もすでに古くなっていますので、ここで更新しておきたいと思います。
Paperpile + ChatGPT4
文献管理ツール Paperpile にChatGPT-4(OpenAI)のプラグインが登場。
このプラグインを導入すると、ChatGPTに質問しながら文献データベースを検索できるようになりました。
これは画期的。まさしく情報検索アシスタントのようです。
探しあてた文献を登録していくこともでき、とても重宝しています。
ただし、利用にはChatGPT Plusの登録が必要となります。
ResearchGPT by Consensus
2億以上の査読付き論文からすばやく検索するツール、Consensusが発表したカスタムGPTモデル。
疑問を入力すると、エビデンスを整理して回答してくれます。
参照文献はConsensusにリンクされます。
ただし、利用にはChatGPT Plusの登録が必要となります。
ResearchGPT (official) by SciSpace
ChatGPT - ResearchGPT (official)
2.82億の論文から検索できるプラットフォーム、SciSpaceが発表したGPTモデル。
こちらも疑問を入力すると、エビデンスを整理して日本語で回答してくれます。
参照リンクはSciSpaceにリンクされます。
論文を読む際にはAIチャットボットを使えるサポートツールがついています。
ただし、利用にはChatGPT Plusの登録が必要となります。
Scholarly Text Summarizer
ChatGPT - Scholarly Text Summarizer
ぼくが作成したカスタムGPTモデルです。
論文リンクを貼り付けると、ランダム化比較試験・ランダム化比較試験のメタ分析について、みなさまよくご存知の「構造化した要約」を日本語で提供します。
PubMedリンクが一番うまくいきます。出典でも、PDFでもお試しください。
わからないことは、ChatGPTに質問するといろいろ教えてくれます。
ぜひご活用ください。
ただし、利用にはChatGPT Plusの登録が必要となります。
■ 編集長
byc (bycomet) Editor, Director & Physician
2007年からブログやツイッターで活動を開始。ウェブマガジン「地域医療ジャーナル」(2015-2023年、有料会員数10,886人月)、オンラインコミュニティ「地域医療編集室」(2018-2022年、累積登録40人)を編集長として運営。2022年にはオンラインプラットフォーム「小さな医療」を開設。現在、登録会員数120人。
地域医療に携わる医師・編集長として、エビデンスに基づく医療の実践と情報発信をつづけています。
■ 小さな医療|Discord(コミュニティ)
■ byc|Mirror.xyz