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Eigen AVS

概要

Eigen Layerは市場が一番過熱している今年の3月ではトークンを出さずに、9月30日で出すことを選択しています。今回の記事はEigenの複雑のシステムの中のAVSとEigenガバナンストークンの2点について私自身の勉強も兼ねて記事化しました。

Eigenエアドロ

Eigenは合計 15%の $Eigenトークンをエアドロに割り当てており、Season 1においてはその中の6.7%のみを使っており、残り8%ほど余っていることになります。

total Season 1 distribution to about 113 million EIGEN. This represents 6.7% of the 15% of the total EIGEN supply set aside for stakedrops. 

Season 2はあると明言されていますので、そちらがあることを念頭に読んでみてください。

AVSとは

まとめ(TL;DR)

Eigenは安全確保するために作られたインフラ施設で、ここにロックされている資金を使って新たに別のネットワーク(AVS)の認証作業をやることによってより高い年利を得られ(理論上)、それでステーカーに還元されます。ネットワークの安全確保をするのはオペレーターと呼ばれる人たちで、LRTに入れている場合は自分でデリゲートをする必要はないが、Eigenにそのまま入れている場合は自分で好きなオペレーターにデリゲートをする必要があります。

Eigenとは

Eigenはステーキング済みの $ETHなどの資産を新たなネットワークの安全確保の資金として利用しようとしたインフラ施設です。ブロックチェーンネットワークは一般的に、大量の資金のステーキングによって合意を得て、それで作動するわけですが、新たなネットワークは大量のリソーセスをかけずにそれができるようにしようとして発動されました。

しかしよくある指摘としては、新たにネットワークを作ろうとしている人は果たしてどれほどいるのか、果たしてEigenのTVLの16Bの資金を利用できるかということです。

Re-stakingが新たなチェーンの開発者に与えるメリットは低いコストで安全確保ができることですが、それと同時に考慮しなければいけないのはこの16Bの資金の年利は一般のステーキングよりもリスクをとっているわけですので、一般のステーキングよりも年利を上回らなければいけないと持続可能ではないということです。

オペレーター・AVS

AVSとは、自分独自のネットワークの安全確保するのに、Eigenのサービスを利用して開発されたものであり、彼らが作動するには、オペレーターが必要になります。

また、オペレーターは別に一個だけのAVSに限定されず、複数のAVSの認証作業をすることでより高い年利を得ることができます。理論上年利が高いオペレーターであればあるほど、リスクも高い。

今のEigenのAVS提供者はこれほどあり、Aligned, Espresso, Caldera, Altlayerなどなどが挙げられます。これらのものにCoinbaseのようなオペレーターが認証サービスを提供しています。

https://www.coinbase.com/blog/eigenlayer

AVS 消費者

AVS Consumer=(AVS消費者と私は訳しています)と呼ばれるものは、Eigenが提供するネットワークセキュリティを利用するネットワークを利用しているエンドユーザーです。例えば、Eigenレイヤー独自にDAレイヤーを出していて、それを利用するとL2のコストが安くなる計算ですので、L2はそれを利用します。利用したL2はこの場合、AVS消費者になります。

彼らがAVS提供者に利用費用を支払い、その費用の一部はオペレーターの利潤として取られ、残りがRe-stakerに割り当てられます(資産をEigenにロックした人)Re-stakerはリスクなどを考慮した上でどのオペレーターに自分のロック済みの資産を提供するかを選択することもできます。

Eigenの独自AVS、Eigen DAについての図解、オペレーターがこのEigen DAの認証作業をすることによってこのDAサービスが成立し、このサービスを利用するRollup(例えばArbitrumなどのようなL2チェーン)が使用料金を払います。その代わりより安いコストでチェーンの運行ができます。

実際

これまでの一段落でEigenのシステムについて理解できたと思いますので、実際の画面を見てみると

  • Re-stake

  • Operator(オペレーター)

  • AVS

の3つのタブがあることがわかります。

Restake

ここで自分の資産をステーキングすることができますが、これよりもLRTに入れることを選択している人も多い。

AVS・Operator

そのままどのオペレーターが好きで選ぶこともできますが、それよりも気になるAVSを選んで、それの認証作業をしているオペレーターの一覧から選ぶことを個人的に好みます。

AVSにデリゲートしている人たちはEigenの最新プログラムから4%の割当てがあり、それで利回りの保証がされるそうです。この割り当てはEigen のエアドロの15%とは別のものになります。

有望AVS

https://app.eigenlayer.xyz/avs

AVSにデリゲートしていると、4%の割り当て+Eigen のエアドロの割り当てが期待できます。それは2通り方法があり、LRTにステーキングしているか手動でデリゲートするかになります

EigenDA

https://app.eigenlayer.xyz/avs/0x870679e138bcdf293b7ff14dd44b70fc97e12fc0

EigenLayerのオフィシャルが作成したAVSで、L2のネットワークにおいて、データ貯蔵(DA)において結構のコストがかかっており、それは高価なイーサリアムを使用していることから生むコストで、もしこれをEigen DAなどの安いものを利用すると、さらに安いコストでL2運営できます。

ここにDelegateすることでEigenの二回目のエアドロのブーストを受ける可能性があります。

デリゲートのやり方は簡単で、Eigenの中にそのままステーキングしている人は、AVSのページをアクセスし、好きなOperatorを検索します。(Coinbase・Altlayerを推奨)タップして、手順通りに進めるのみです。

Altalyerの偽物が多いのですが、Concentrationの割合が多い方が本物です。

Altlayer

https://app.eigenlayer.xyz/avs/0x71a77037870169d47aad6c2c9360861a4c0df2bf

Atlayerは本当に複雑なプロトコルで、Eigen との関わりが非常に深いです。彼らは独自のAVSを持っていると同時に、オペレーターでもあります。なので、AltlayerのAVSでAltlayerをOperatorとして選択することができます

Eigenを利用して、ロールアップのパフォーマンスを増進することを目的にしています。

Hyperlane

https://app.eigenlayer.xyz/avs/0xe8e59c6c8b56f2c178f63bcfc4ce5e5e2359c8fc

Hyperlaneは複数のチェーンの間で作動するブリッジみたいなプロコトルであり、彼らのネットワークの作動にはバリデーターの稼働が必要になります。Eigenを採用することでそちら関連のコストが低下することが期待されています。

現時点ここに再ステーキングされている資産総額は4Bドルで、仮にHyperlane側から何かインセンティブがあったにしても均等配分した時点であまり美味しくないと思います。

$Eigen

エアドロ(Stakedrop)用に割り当てられている $Eigenトークンは15%があり、その中の約7%はシーズン1で利用されています。そちらのクレームは9月までですでに大体の人はクレーム済みと思われます。

トークン用途

Eigenはその他のロックされたトークンと同様にロックアップすることによって、AVSのオペレーターにDelegateして、リワードを得ることが可能です(現時点は得れていませんが、将来的にAPRという形で年利をゲットできそうです)。それと次のエアドロに考慮されるとも記載されています。

現時点トークンは実質ロックされて、動かすことができませんし、金銭的な価値はついていません。9月30日でトークンのトレードができるようになります。

Staking関連

https://app.eigenlayer.xyz/restake

こちらのページでステーキングすることが可能になります。

Unstake(出金)するのに24日のロックアップ期間があります、そのため、すでにステーキングしている人は一ヶ月後ぐらいにUnstake手続きを開始しないと即売りできません。

救済

シーズン1の時(2回のフェーズがありましたが)、いずれも小規模のアカウントに救済をあげています。

Eigenの中に資金をロックしたならば、100$Eigen を追加でもらてましたと思います。しかしこの救済はシーズン1においては一度のみもらうことしかできないとDocsの中に明記されており、もしかしたら次のシーズンにおいてはこれがないと思われます。

仮にそうだった場合ならば、Eigenの中、単体で入れることはDelegateとか、AVS、オペレーターの選別が色々あり、いちいちL1においてガス代がかかりますので、もしかしたらEigenにそのまま入れるのではなく、別のLRT系に入れることが美味しいかもしれません。もちろんそれなりのリスクも高まります。

リスクとしては

・Renzo、EtherfiなどのLRT系はそれぞれのチームが決定したAVS、オペレーターに勝手にDelegateされるはずなので、そちらでより高い年利を求めて、リスクの高いものにDelegateされたら、スラッシング(資産の損)のリスクがあります。

・彼らの出しているLRTはDe-peg(ETH とのペッグが外れる)恐れがありますし、実際Renzo に関しては過去に一度外れたことがあります。

私の書いた似たようなPJ、Eigenをついでに狙えることができるPJをしたにおいておきます。

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